BEAUTY STAND + Buyers Guide

「毎日の生活を愛おしむ・・」をスタンダードスタイルに・・・

えだまめ

昨日の朝、ゴトーのおばーちゃんが差し入れ、いつも何かといただくのですが、

枝豆とネギ、

どちらも八千代のものだそうです。

早速、ネギはネギ鉄砲をこしらえていただきました・・・

 

えっ?

 

ネギ鉄砲?

 

はい。

 

ネギの白い部分を樽に切って熱くして食べてみてください、

はい、噛みしめたとき中身がピュッて飛び出してきたでしょ?

これがネギ鉄砲・・江戸の人達が名づけたそうですよ。

鴨鍋をいただくとき、鴨とネギをにるでしょ?

鴨の出汁をしこたま吸ったネギは絶品ということで、

好んで、しかも熱く煮込んで食べたそうですよ。

で、

そのたびに・・アチッ!と中身が口に飛んできて、

しかも煮込んだ中身ですから熱を保ったままね・・・

はい、その衝撃は鉄砲!という落ちなんだそうです。

 

で、

ビューティースタンドでは、ネギをフライパンで油をひかずゆっくり火をいれて、

頃合いを見て油をいれます。

下、上、横、横と、丁寧に火を入れてまんべんなく日が入ったら、

次は慎重にネギを立てます。もちろんフライパンの中でね・・

再度上下をひっくり返して火をいれながら仕上げの醤油を少々立て目に注ぎ、

そのお醤油が熱が中身まで入ったことを教えてくれたらできあがり・・

あとはお好みでゴマ油を少々、ラー油でもおつですよ。

 

後は、えい!と噛みしめれば熱い中身がホロリとこぼれてきて美味美味・・

 

と、

おうどんの付け合わせでお出ししました。

 

そして枝豆は・・

 

 

 

はい、

まずはビューティースタンド自慢のヒマラヤ岩塩にて塩もみを予めしておきます。

あとは煮るだけ・・

何もしません。

湯で加減も八分目ぐらいで引き上げて余熱で蒸らす要領で笊にあげておきます。

湯で加減は、鍋の中を観察しながら気の早いやつを探すんです。

気の早い枝豆君が煮えたと口を開いたら、他の子はたいがい八分目・・と、

こうなるわけですよ。

プリップリッで、甘いエダマメのできあがりっと・・

 

 

そう、それで今日はサラダをこしらえてふるまいました・・

そーめんかぼちゃを敢ての立て切りにし(繊維が切った長さにそろいます・・・)

えだまめと混ぜてドレッシング、

とうぜんスプーンでほうばるようにいただきます。

こうすればドレッシングも一緒にほうばれるので幸せですよ。

色味もきれいですしね・・+ヨイコトということで。

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今日の新聞で、儒学者柳田国男さんのお母さん小鶴さんの本が紹介されていました。

その中身はともかくとして、

とても心に残った一説がというかお母さんのエピソードが紹介されていましたので、

ちょっと引用させていただきご紹介したいと・・思います。

 

「いうなかれ、酸を生じ口にす可ならずと。添え来る阿母赤心の香」

(言ってはいけないよ、酸っぱくて口にできないなんて、

       このみかんには母の真心が添えてあるのだから)という内容です。

 

なんだか色々と想わせてくれる文章ですよね・・

たしかにおふくろがいろいろしてくれることには、

つい鬱陶しいなんて思いたくなることがしばしばあったりしますよね。

そして、

ついつい「いいよぉ~・・」なんて拒否ったりしますよね。

なんかそんな、普段ありがちな母娘や親子の姿が垣間見えて、

ちょっと切なくもあり、あったかくもありな感じがしませんか?

このお母さんは、それを漢詩にして表現されていたりしてるわけです。

ちょっと気になる本でした。

 

そういえば随分前に浅草を歩いていて、

ある古物商の店の前を通りかかったら、

額に川柳がかいてありました・・・

「グレてやると母に言ったら、ボケてやると母に言われた・・」と。

笑いました、けっこう、しかも思い出しては・・また笑いました。

笑いながら、ちょびっと泣けてきました・・

 

きっとあたりまえのように感じてることにも、

きっといろんな真心(赤心)がはいっているんですよね。

 

いろんなことしてくれたり、されたりで、

そこにも真心があったりしてるんですよね。

 

たぶん、

いつも心にとめている・・ってことが、

あれもこれもになって、

そうして鬱陶しくもありがたい来信になったりしてるんでしょうね。

 

そういえば、いつも心配してたりして・・るみたいな・・

 

 

いつも心にとめておき、そのためにと常に思いめぐらせることを赤心と言います。

 

もちろん見返りなど求めません・・

これは家族や友達、仲間だけではありません、

自分が持っているもの、自分が遂げたいこと、自分がめざすものもそうです、

仕事なんかもそうです。

今、自分は赤心から行動しているか?・・

 

作り手や、もしかしたら買い手、お客様も誰かのために・・なんてね。

 

みんな真心もって・・なんて考えていたら、

いつもうちのおふくろが言ってる、

「案外世間も暖かいよ・・そう捨てたもんじゃないって・・」って言葉が

そうかもなぁ~・・って思えてきます。

 

季節が冬に向かってきてるせいかもしれませんね・・ここに気をとめるって。

でも、とてもよい記事でした。

 

 

 

そういえば、

ビューティースタンドにもギフトの依頼がきましたよ。

どちらもお父さんに、お母さんに・・へのプレゼントです。

お誕生日だったり、ちょっと気に留まったから・・なんて理由です。

つねにいるんでしょうか、心の中にお父さんやお母さんが、

だから目に留まった・・とご購入いただけたのかも。

 

となれば、

ビューティースタンドとしてはその真心を一緒にお包しなければですね・・

先様への想いも込めて・・というのがお包の基本ですからね。

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赤心・・

 

今日も勉強しましたよ。

 

 

そうそう、

うちのシオさん・・

これまた真心こめろ!と

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                       いったものつくってくれました・・

 

ありがとう。