冬至
今日は冬至ですね・・
冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかない・・と言われていますが、
きっと昔は食保存環境が整っていなくて、
秋に収穫した食料で冬至まで保存がきいて、
しかも栄養豊富な食べ物と言ったらかぼちゃが一等だったんでしょうね。
今日は私の田舎の名物・・?
というか常用食「呉汁」をいただきましょうかね。
子供のころ、私が風邪をひくとばあちゃんが作ってくれたものでしたよ。
お味噌汁なんですが、中には芋と南京(かぼちゃのこと・・)、
それと大豆を磨り潰したのが入っていて、
今思えば、消化に良くって温まって、栄養豊富で・・しかも植物性タンパク質。
そんな総合栄養食だったんですね。
作り方はかんたんですよ!
ビューティースタンドではまず玉ねぎを炒めて風味と甘みをつけて、
それから根菜をいれます。
今日は当然かぼちゃさん、それからレンコンさん、そいで安納芋をはりこみましょう。
これを炒めたらお水を入れお出汁をいれます・・ほんとはシイタケと煮干しが欲しい
ところですが、そこは江戸風に鰹出汁にしましょうかね・・
そこに自慢の麦味噌を入れて味を調えます。
そこに磨り潰した大豆を入れて人煮込み・・・と、
ハイできあがり!
簡単でしょ。
少しショウガを入れてもいいかもしれません、体がさらに温まるのと食欲増進!
今日はお米にもち米の玄米を5分の一足して黒米で色付け、
里芋とレンコン、菊芋のきんぴらを添えてね・・
お味噌は消化促進、疲労回復、
しかも美肌効果やコレステロールの低減、がん予防・・などが期待できるって
優れた調味料ですよ。
そこに冬野菜がずらり・・根菜ブラザースとくれば栄養だけでなく、
噛むことで食べること・・つまり行動意欲が上がるって寸法です。
ほら・・なかなかでしょ?
空気も本格的に乾燥して、しっかりと風野シーズン、
一年が終わりに・・ってなると気持ち的にも疲れが出やすいときです。
簡単に作れてしっかり食べれる・・そんなお薦めメニューなわけですよ。
子供のころはほとんど毎日、風邪ひいたり体調が悪いっていうとすぐにコレ!
まずは食べさせられて・・
あとはリンゴの擂ったのとか、みかんとか・・
なんかそんなのばっかりたべさせられてましたねぇ~、
それと一番辛かったのがお酢を煮干しにかけたのとか・・(出汁をとった後の・・)
梅肉エキスなんてのも一緒に食べさせられてました。
それが辛くて辛くて・・・
でも、これもまたお酢は疲労回復、消毒、冷え症に、便秘に・・と体を調えるわけ
ですし、梅肉エキスは胃腸を調え消化を助けるわけでしょう、
これまた風邪っぴきには絶対って感じですよね。
なにより、子供心に辛い食べ物でしたから、
あれ食べさせられるって思ったら予防に努めますよ・・しっかりと。
ほんとうにイヤでしたからね・・(笑)
でも、
今思えば、しかもある程度食への興味と知識がつくと、
なんて贅沢だったんだろうなと思います。
しかも知恵に溢れてるってね。
身体の調子は食べるもので調えるというか、
もう普段の食生活が冬に備え、体力をつけて健康に乗り切るための知恵に溢れる
というか、むしろ対策レベルで受け継がれてきたんですね。
そういえば私、薬いらずな子供でしたよ・・
ビューティースタンドでは熊本の麹職人に作っていただいた手前味噌があります、
発酵が進んでしまうので冷蔵保存必須という手間のかかるやつですが、
ほんとうに美味しいお味噌です、
ついでにTVで紹介されて一気に人気急上昇の菊芋もいれて振る舞いましょう・・
生はとても珍しいので呉汁の具に奮発ですネ。
きっと、
ちょっとお疲れ気味の皆さんによいかと思いますよ、
年末、お正月と、
とても忙しい、
我々商売人にも必要ですね・・・とても寝込むわけにはいかないですからね。(苦笑)
食べ物で調子を調える、
昔からの知恵なんですしね。
いただきましょう・・
今朝、
冬至の夜明けでした・・
どこまでも清んだ景色で、
大きく深呼吸したくなって、
つい、
夜明けを眺めいってしまいました・・
これからは、
少しずつ、少しずつ、
一日一日、陽が長くなっていくわけです。